2006年06月20日
高齢者の負担が高まります
医療制度改革法

 ─ 高齢者の負担が益々高まります。 ─

 今月成立した医療制度改革関連法には、少子高齢化に対応するための様々な政策が盛り込まれています。

 その一つが、医療費抑制策です。

 特に高齢者の医療費は全体の3分の1を占め医療財政を圧迫していることから、新たな政策に乗り出しました。

 政府は2012年度までに、長期療養の高齢者が入院する療養病床を現在の38万床から15万床に削減するとしています。

さらに、70歳以上の入院中の食費や光熱費を自己負担にすることも同法に盛り込まれました。

  医療費負担額の上限 

70〜74歳の一般所得者の場合

 (現 行)      (今年10月から)    (08年4月から)
4万200円   ⇒     4万4,400円     ⇒     6万2,100円
       4,200円増           1万7,700円増

   療養病床負担  

 70歳以上、相部屋、一般所得者の場合

   (現 行)         (今年10月から)
  月6万4,000円     ⇒      月9万4,000円
              3万円増